このページのポイント
- ホース配管の適切な選定が省エネに貢献する:用途に合わないホースは劣化を早め、交換頻度が増えることで、エネルギーの無駄につながる。
- 適切な配管方法でエネルギー消費を抑える:ホースの曲げすぎやつぶれによる圧力損失を防ぎ、効率的な流体輸送を実現することが省エネにつながる。
SDGsと製造業の関わり
まずホースドクターから皆さんに問題です。

製造業に関連が深いSDGsの目標は以下のどれでしょうか?
下記のA,B,C,Dからお選びください。
A. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
B. 産業と技術革新の基盤をつくろう
C. つくる責任 つかう責任
D. 気候変動に具体的な対策を

正解は A~D全部 です。
引っかからずに正解することはできましたか?
各ポイントについて詳しく解説していきます。
SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略称で、2030年までに持続可能な社会を実現するために国連が定めました。
17の目標とそれらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。製造業では、特に以下の目標が密接に関わります。
7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
12. つくる責任 つかう責任
13. 気候変動に具体的な対策を

これらの目標を達成するために、多くの企業が原材料を環境負荷の少ないものに変更したり、エネルギー調達方法を見直し、省エネに貢献する設備の導入を進めています。
ホース配管においても、適切な選定や使用方法を工夫することでエネルギー消費を抑え、環境負荷を低減することができます。
ホース配管におけるSDGs
使用目的・用途に合ったホース・継手を選ぶ
ホースの寿命を延ばし、交換頻度を減らすことは省エネに繋がります。例えば、耐熱性が低い一般的な塩ビ製ホースに高温の流体を流すと、硬化など劣化が早まる可能性があります。同様に、耐圧性能を超えた使用はホースのパンクや流体漏れを引き起こし、無駄なエネルギー消費につながります。
適切なホースと専用継手を選定することで、これらの問題を防ぎ、エネルギーの無駄や環境負荷を削減できます。トラブルの発生を防ぐことで、設備のダウンタイムを減らし、生産効率の向上にもつながります。

配管方法を工夫する
ホースを無理に曲げると、折れやつぶれが発生し、流体の流れが悪くなります。これにより、圧力損失が発生し、ポンプの負荷が増加するため、無駄なエネルギー消費につながります。適切な曲げ半径を確保し、流れをスムーズにすることで、エネルギー効率を向上させることができます。

ホース配管の工夫によって、エネルギー消費を抑え、SDGsの目標達成にも貢献できます。適切なホースの選定、正しい配管方法をすることで、省エネ効果を高めることが可能です。
弊社ではホース配管の改善や用途に応じた最適なホースの選定をサポートし、安心で効率的な生産活動を実現するためのお手伝いをしています。
弊社WEBサイトにて会員登録をすることで各証明書やカタログをダウンロードできるサービスが受けられます。
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以上、ホース配管でできるSDGsについて解説してきました。
その他お問い合わせ、ご相談はトヨックスお客様相談室までお願いいたします。
フリーダイヤル:0120-52-3132
Web 問合せは、こちら
製造業では、様々な原料、資材を調達し、電力や燃料などのエネルギーを使って加工、製造を行います。環境、エネルギー問題との関連性が強く、SDGs が目指している「持続可能でよりよい世界」の実現には、製造業企業の取り組みが重要な位置を占めています。
製造工程に欠かせないホース配管においても、エネルギー消費の最適化や環境負荷の低減を考えた取り組みが重要です。今回はホース配管でできるSDGsについて解説します。