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なぜホースが硬くなる? トラブルの原因と対策のポイントを解説

ホースドクター

ホースが短期間で硬くなってしまうので、頻繁に交換しなくてはいけない…。
しばらく放置していたホースが硬くなったので、新しいホースを購入することになった…。
このようなホースが硬化するトラブルを経験したことはありませんか?ホースは一度硬くなると元にはもどらず、あらゆるトラブルの原因となるので、速やかに交換することをおすすめします。ホースが硬くなる原因と対策方法についてホースドクターが解説します。

このページのポイント

  • ホースが硬化する主な原因は、熱、薬品、油、紫外線の4つ
  • 上記要因が塩ビ樹脂に含まれる可塑剤を溶かしたり、結合を破壊したりすることで硬化が進行する
  • ホースを長持ちさせトラブルを防止するには、流体の種類や温度、圧力などの使用条件に合ったホースを選ぶことが重要

柔らかいホースが、硬くなる理由とは?

さてここでホースドクターから皆さんに問題です。

ホースが硬化する主な原因は下記のうちどれでしょうか?
下記のA,B,C,Dからお選びください。

A. 熱
B. 薬品
C. 油
D. 紫外線(日光など)

正解は、なんと A~D全て です。

引っかからずに答えることはできましたか?

ホースが硬くなる原因は、主に4つあります。

①熱

②薬品

③油

④紫外線(日光など)

一般的なホースの素材には、塩ビ樹脂(ポリ塩化ビニル)が多く使用されています。塩ビ樹脂は常温では硬く、曲げることはできません。ホースに使用される塩ビ樹脂は、軟質塩ビ樹脂と呼ばれ柔軟性が特徴です。柔らかさの理由として樹脂を柔らかくする材料(可塑剤)が入っています。そのため、塩ビホースは常温でも軟らかく使用しやすい状態になっています。

図 塩ビと可塑剤の割合


しかし、ホースに使われている塩ビ樹脂が熱や薬品、油、紫外線の影響を受けると、可塑剤が溶け出したり、塩ビ樹脂同士の結合が破壊される事により可塑剤が抜け落ちたりする場合があります。可塑剤が無くなると塩ビホースは硬くなり、様々なトラブルの原因となります。


ホースの硬化を防ぐ適切なホースの選択をしよう

ホースは様々な種類があり、流体の種類や温度、圧力などの使用条件を確認し、条件に合ったホースを選ぶことが重要です。下記にホースが硬くなる要因ごとに適切な材質のホースを簡単にご紹介します。原因別に対策方法を詳しく知りたい方は弊社WEBサイトにて会員登録をしていただくと、更に詳細な資料のダウンロードが可能です。

[熱]

例えば、高温の流体をホースで流す場合には、シリコーンゴムなどの高温に強い材質で形成された耐熱仕様のホースを使うことが効果的です。また、強い日差しがあたる場所や温度の高い環境で長期使用・保管すると変色したり、酷い場合では塩ビ樹脂の可塑剤が溶け出してホースが硬くなることがあります。使用環境や保管場所にも注意が必要です。

[詳しい対策方法を知りたい方は下記の資料がおすすめ]

ホースの熱によるトラブル解消編

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[薬品]

薬品を流す場合には、耐薬品性に優れた非塩ビ系のポリオレフィン樹脂製フッ素樹脂製のホースを選ぶことが多く、継手も同様にステンレス製樹脂製など耐薬品性に優れた物を選ぶことが多いです。

[詳しい対策方法を知りたい方は下記資料がおすすめ]

ホースの薬品によるトラブル解消編

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[油]

油を流す場合には、塩ビ製ホースの中でも耐油性に優れたホースを選択するか、塩ビ以外のフッ素ホースポリオレフィン系のホースなどを選択する方法があります。

[詳しい対策方法を知りたい方は下記資料がおすすめ]

ホースの油によるトラブル解消編 

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以上、ホースが硬くなる原因と対策のポイントについて簡単に解説してきました。

その他お問い合わせ、ご相談はトヨックスお客様相談室までお願いいたします。

フリーダイヤル:0120-52-3132

Web 問合せは、こちら