1. トップページ
  2. お役立ち情報を探す
  3. ホース交換の適切なタイミングとは? 交換時期を見極めるための必要なチェックポイントを解説

ホース交換の適切なタイミングとは? 交換時期を見極めるための必要なチェックポイントを解説

ホースドクター

お客様からの問い合わせで「適切なホース交換のタイミングがいつか分からない」といったお問い合わせをいただくことがあります。ホースは長期間使用すると劣化して、あらゆるトラブルが発生しやすくなります。そのため定期的に点検、メンテナンス、交換が必要ですが、使用条件によってその目安は異なってきます。今回は具体例を交えながら「ホースの耐用年数の考え方」「交換時期についてのチェックポイント」についてホースドクターが解説します。

このページのポイント

  • ホースは使用条件によって劣化速度が変わるため、同じホースでも一律の耐用年数を決めるのは難しい
  • 日々の点検で異常や兆候を見つけたらそれが交換のタイミング
  • 安全に長く使用するには、定期点検での確認や使用条件に合ったホース・継手の選定が必要

ホースの耐用年数は決まっている?

基本的には弊社ホースは耐用年数が決められていません。それにはある理由があるのですが、何故でしょうか?下記のA,B,Cからお選びください。

A. ホースの使用条件によって劣化速度が異なるため
B. ホースの製造工程が異なるため
C. ホースの材質が特殊なため

正解は A. ホースの使用条件によって劣化速度が異なるため です。

ホースは使用される場面によって「流体」「圧力」「温度」などの使用条件が異なるので、同じ種類のホースでも劣化速度が変わってきます。そのため、耐用年数を一律に決めることが非常に難しいのです。

交換のタイミングを見極めるためのサインとは?

では、どのように交換のタイミングを判断しトラブルを防ぐべきでしょうか?例えば、貴方が使用されている条件下での実績を踏まえ、少し手前で交換するなど自ら期間を設定する方法が考えられます。

一方、過去の実績や例がない場合はどうすればいいのでしょうか?

ホースは交換が必要になる場合、何らかのサインを出していることがあります。弊社では日々の点検時にいくつかの異常やその兆候があった場合、使用を中止し交換することをおすすめしています。

点検時に確認していただきたい点は以下の通りです。

継手付近の異常・・・ホースの部分的な伸び、湾曲、漏れ、ふくれ、ニップルへの差し込みが浅くなっている。
外傷の有無・・・ホース外側の大きな傷、ひび割れ、補強層への浸潤がある場合。
内側の異常・・・ホース内側のふくれ及び剥離・摩耗(ホース補強材の露出)
その他変化が著しい場合・・・ホースの硬化、膨張、ひび割れ、ふくれ、補強層の変色等。

ホースの寿命は流体の性質、温度、流速、加圧、減圧の頻度に大きく影響を受けますので、始業前点検や定期点検で異常や兆候を察知することが流体漏れ・ホース抜けなどトラブルを未然に防ぐ方法となります。

より安全に長くご使用いただくには


今回解説した内容が全てのトラブルに対応するものではありません。様々なトラブルを未然に防ぐためにも、以下の2点を行うことを推奨します。

定期点検や日々の始業前点検
貴工場での使用条件(流体、温度、圧力等)を考慮したホースや継手を選定し使用する

以上、「ホースの耐用年数の考え方」「ホース交換のシグナルと注意点」について手短に解説してきましたが、

弊社WEBサイトの会員登録をしていただくと、もっと詳しいお役立ち資料をダウンロードできます。

この記事をご覧になった皆さんには下記の資料がおすすめです。

[おすすめダウンロード資料]

工場設備の点検モレ、ミスを無くすには

交換前の点検についてもっと詳しく知りたい方対象

会員登録でダウンロードが可能です。

ホースはどうやって廃棄する?

ホース交換時に古いホースの処分方法を知りたい方対象

会員登録でダウンロードが可能です。

WEBサイト会員登録

無料会員登録で各サービスが受けられます

以上、ホース交換の適切なタイミングについて解説してきました。

その他お問い合わせ、ご相談はトヨックスお客様相談室までお願いいたします。

フリーダイヤル:0120-52-3132

Web 問合せは、こちら