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- ホースの折れ、つぶれを起こす原因は主に下記4つ
①最小曲げ半径を超えて曲げること②熱による軟化③ホースと流体の重さに耐えられない④吸引に適さないホースの使用 - トラブル防止の対策方法は、使用条件に合った折れ・つぶれに強い構造のホースを選定し使用すること
ホースの折れ、つぶれを起こす4 つの原因
①最小曲げ半径を超えて曲げる
②熱により軟化する
③ホースと流体の重さに耐えられなくなる
④吸引で使用する場面に圧送用のブレードホースを使用した
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ホース配管の折れ、つぶれトラブル解消編
詳しく折れ・つぶれの要因を知りたい方

狭い場所でのホース配管のポイント
狭所でのホース配管でお困りの方
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ホースの折れ、つぶれを防止する2 つの対策
上記4つの原因に対しホースの折れ、つぶれを防止する対策方法は主に2つあります。
さて、ここでホースドクターから問題です。

ホースの折れやつぶれを防ぐための方法として不適切なものは何でしょうか?
下記のA,B,Cからお選びください。
A. 折れ、つぶれに強いホースを選定する
B. 使用条件に合ったホースを選定する
C. ホースを1か月に1回交換する

正解は C. ホースを1か月に1回交換する です。
ホースの交換は使用ホースや条件によって様々ですので、総じて1か月に1回という縛りはありません。
A.Bはホースの折れ・つぶれを防ぐ適切な対策方法です。
順に解説します。
1.使用条件に合ったホースを選定する
ホースは流せる流体の種類や温度、圧力(正圧と負圧)など様々な使用条件があります。使用条件に合わないホースを使用すると、ホースを軟化させてしまったり、劣化を早めてしまったりすることとなり、折れやつぶれが発生しやすくなります。また、吸引する場合は吸引に耐えるように設計された金属コイルや樹脂コイルで保形されたホースを使用することでホースのつぶれを防止します。

2.折れ、つぶれに強いホースを選定する
折れ、つぶれに強いホースには、金属や樹脂コイルで補強した保形タイプのものと、柔軟性や耐圧性能も持ちながら折れ、つぶれにも強さを持つ、ブレードタイプ(吸引は不可)もあります。機器内や設備配管などの狭い場所で小さく曲げ配管するような場合にも安心です。
弊社は保形性がありホースの折れ・つぶれ対策できるホースを各種ご用意しております。使用条件に合わせ下記商品一覧からご確認ください。

折れ・つぶれ防止ホース
保形性があり折れ・つぶれに強い
また、ブレードホースの中には、補強糸の編み方や糸そのものの材質を変え、折れやつぶれが発生しにくいものもあります。狭い場所での配管に適した製品ですのでこちらも是非ご確認ください。
【工業用】

ハイブリッドトヨロンホース
保形性が良く狭い箇所の配管が可能。
【食品用】

ハイブリッドトヨフーズホース
トヨフーズに比べ、扱いやすく、折れ・つぶれに強い
ハイブリッドトヨロンホースの狭所での折れにくさは、動画上で比較実験をしております。
下記URLより是非ご覧ください。
【耐油ホース】油性切削油に2ヶ月浸漬し硬化したホースのたわみ量を比較【ハイパートヨロンホース】
以上、ホースの折れやつぶれが発生する原因と対策方法について解説してきました。
その他お問い合わせ、ご相談はトヨックスお客様相談室までお願いいたします。
フリーダイヤル:0120-52-3132
Web 問合せは、こちら
ホースの折れやつぶれにより起こる流体の流量減少や停止は、生産能力の低下や思わぬ事故を発生させます。
上記を防ぐためにもホースに折れやつぶれが発生しないようにしっかり対策をおこなうことが大切です。ホースの折れやつぶれが発生するそれぞれの原因と詳しい対策方法についてホースドクターが解説します。