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流体漏れ・ホース抜けトラブルを確実に防ぐ!正しいカムロックの使用方法

ホースドクター

ホース継手にはさまざまな種類があり、使用環境や条件によって適切なものを選ぶことが、安全性や作業効率の向上につながります。中でもカムロック継手は、レバー操作だけで簡単にホースの着脱ができ、耐久性が高いため様々な流体の搬送・輸送に用いられます。しかし、適切な使い方をしなければ継手が外れるなどのトラブルが起きる可能性があります。今回は、カムロック継手の正しい使用方法や注意点について解説します。

このページのポイント

  • カムロック継手はレバー操作のみで簡単接続、固定されることで、高い安全性を担保できる
  • カムロック継手をより安全に使用するために下記3点に注意する
    ①アダプターとカプラーの材質を揃える
    ②流体や使用条件に適したガスケットを選ぶ
    ③同一メーカーの継手を使用する
  • ロック機能付きのカムロック継手を使用すれば、振動などによるレバーの不用意な緩みを防ぎ、作業効率向上とメンテナンスコスト削減につながる。

カムロック継手とは?

カムロック継手は、アダプター(オス)とカプラー(メス) の2つの部品で構成され、レバー(アーム)を締めたり緩めたりすることで、簡単に接続・取り外しができる継手です。

        アダプター(オス)   カプラー(メス)

レバー式継手の1つであるカムロック継手には、ホースに取り付けるホースシャンクタイプや機械設備に取り付けるネジタイプ、配管材に取り付けるフランジタイプがあります。

また、材質はアルミ、ステンレス、ポリプロピレン、ブロンズがあり、用途や流体に合わせて材質の選定が可能です。

ホースシャンクタイプ         オネジタイプ            メネジタイプ             フランジタイプ

カムロック継手の特徴

✅ 簡単な着脱:レバー操作のみで接続でき、作業時間を短縮できる

✅ 高い安全性:確実に固定され、流体漏れを防ぐ

✅ 幅広い用途:液体・粉粒体・気体などさまざまな流体の搬送に使用可能

カムロック継手は ホースや配管の頻繁な着脱が必要な場面で特に有効であり、例えばローリー車での荷下ろし や 工場内での原料搬送などで活躍しています。

弊社独自のツインカム構造のカムロックと一般品の「外れにくさ」を比較した動画はこちら

【外れ防止継手】耐振動比較【カムロック・ツインカム構造】

カムロック継手を安全に使用するために

カムロック継手を安全に使用するためには、以下の3点に注意しましょう。

  • アダプターとカプラーの材質を揃える

異なる材質の継手を組み合わせると 電蝕(電食)という現象が発生し、継手や配管が劣化しやすくなります。そのため、アダプターとカプラーは流体や使用条件に合わせて同じ材質で揃えることが重要です。

  •  流体や使用条件に適したガスケットを選ぶ

カムロック継手のカプラー(メス)にはガスケットが組み込まれています。こちらも流体や使用条件に合わせて選択することで安全性が向上します。下記弊社のガスケット耐薬品データを参考にしていただき、使用条件に合ったガスケットを選んでください。

【カムロック 耐薬品表】

https://www.toyox.co.jp/member/chemical-data-caution/kamlok

  •  同一メーカーの継手を使用する

カムロック継手は MIL規格(A-A-59326)に基づいて製造されているのが一般的です。異なるメーカーの継手でも同じ規格同士であれば接続は可能です。しかし、メーカーごとに寸法の公差が異なるため、微妙な隙間が発生し、流体漏れにつながる可能性があります。そのため、アダプター(オス)とカプラー(メス)は 同じメーカーのものを使用するのがベストです。

何故レバー(アーム)の緩みが起きるのか?


さて、ここでホースドクターから皆さんに問題です。

カムロック継手のレバー(アーム)が緩む原因として、適切でないものはどれですか?
以下のA.B.Cからお選びください。

A. 振動が多い設備や配管での使用
B. 固定するために紐や針金で縛ること
C. 長時間の使用による摩耗やガスケットの劣化

正解は B. 固定するために紐や針金で縛ること です。

紐や針金で縛ることはレバー(アーム)が緩む原因ではありませんが、縛ってしまうことで着脱時に手間がかかり作業効率が低下していますので、固定するための方法として推奨しておりません。

カムロック継手はレバーを締めれば確実に固定される設計ですが、以下のような状況でレバーが緩み、継手が外れることがあります。

・作業中に服や道具がレバーに引っかかる

・振動が多い設備や配管で使用している

・長期間の使用によりレバー部が摩耗している

・接続の圧力によりガスケットが劣化している

トラブルを防ぐためのおすすめの対策

物がレバーで引っかからないように安全対策を行うことや、定期的なメンテナンスで劣化や摩耗を確認することはもちろん重要ですが、予期せぬ外れを防ぐにはロックできる機能がついたレバー継手の使用もおすすめです。

・自動ロック機能:レバーを閉じると自動でロックがかかり、ワンタッチで解除できるタイプ

・リング式ロック機能:レバーにリングをかけることでロックを固定するタイプ

特に推奨したいのは「自動ロック機能」付きカムロック継手です。

弊社の場合、レバーを締めると自動でロックされる「ツインロックタイプ」がおすすめです。

・手間なく邪魔にもならず確実にロックができる

・レバーの不用意な動き(振動など)を防止

・生産効率の向上とメンテナンスコストの削減

ツインロックタイプのカムロックと当社一般品の耐振動を比較した動画はこちら

【継手外れの不安解消に!】耐振動比較【カムロック・ツインロックタイプ】

他、弊社ではツインロックタイプ以外にも多数カムロックをご用意しております。流体や使用条件や本記事で安全に使用するためのポイントを確認し、適切なカムロック継手を選択してください。

そして安全で効率的なホース配管を実現し、生産性アップにお役立てください。

カムロックの詳細については下記よりご確認ください。

【着脱簡単】カムロック

安全性・作業性アップのアーム式継手についての情報ページです

以上、正しいカムロック継手の使用方法や注意点について解説してきました。

その他お問い合わせ、ご相談はトヨックスお客様相談室までお願いいたします。

フリーダイヤル:0120-52-3132

Web 問合せは、こちら