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コスト削減のためのホース・継手選定とは?ホース選定・使用のポイントを理解し、交換頻度減・コストダウンを実現しよう

ホースドクター

ホースは定期的に交換が必要です。工場現場では定期メンテナンスを行うことで、傷や割れ、ピンホール、硬化などの劣化を発見し、速やかに交換することでトラブルを未然に防ぐことが可能です。しかし、ホースの劣化が早過ぎると、交換頻度が増して設備などのメンテナンスコストが増大します。

今回は、ホースの交換頻度を減らし、コスト削減に繋げるためのホース選定、使用のポイントをホースドクターが解説します。

このページのポイント

  • 適切なホース選定:使用する流体、温度、圧力に適したホースを選ぶことで劣化を抑え、交換頻度を減らすことができる
  • 必要な機能の確認:静電気防止や耐着色など、使用目的に応じた機能を持つホースや継手を選ぶことが重要
  • 余裕をもった性能選定:ホースの寿命を延ばし、メンテナンスコストを削減するために、使用範囲に余裕のあるホースを選定

目的、用途、使用条件を確認

ホースの交換頻度を減らすのに最も重要なことは、目的、用途、使用条件にあった最適なホースを選択することです。ホースは製品の材質や構造によって様々な種類があります。それぞれに特長や特性があり、適切ではないホースを使用すると、劣化が早まり、頻繁に交換しなくてはなりません。

現場で最適なホースを選択するポイントには以下のようなものがあります。

ポイント① 使用流体に応じてホース材質を選定

使用する流体に応じてホース材質を選定することは、基本的で重要なポイントです。例えば、薬品を流す場合には、耐薬品性に優れた非塩ビ系のポリオレフィン樹脂製フッ素樹脂製のホースが最適です。

         硬くなりやすい               耐薬性                   硬くなりにくい                     

         塩ビホース              シリコーンホース   ポリオレフィン系ホース   フッ素ホース

ポイント② 使用温度に応じてホース材質を選定

一般的な用途で多く使われている塩ビ製(軟質ポリ塩化ビニル製)ホースの耐熱温度は-5度~60度までと設定されていることが多いです。それ以上の温度環境で使用する場合、シリコーンフッソ樹脂など耐熱性があるホースを選ぶことが重要です。

ポイント③ 使用圧力に合ったホースを選定

圧力には「正圧(圧送)」と「負圧(バキューム)」があります。負圧の場合、ホースが扁平しないように金属や樹脂をコイル状で補強した構造のホースを使用する必要があります。また、コイル補強構造ホースは耐圧補強糸で編み上げたブレードホースに比較して保形性に優れ、折れ・つぶれに強いため使用圧力範囲内であれば、狭所配管や曲げ半径を大きく確保できない場合にも適しています。

正圧の場合は、耐圧補強糸で編み上げたブレードホースの方が、圧力が掛かった際にホースが伸びたり膨れたりしにくく、コイル補強構造ホースよりも耐圧性に優れます。

ポイント④ 必要な機能でホースを選定

ここでホースドクターから問題です。

上記3点の使用流体、温度、圧力以外にコスト削減に繋がるホース選定に必要なことは何でしょうか?下記のA,B,Cからお選びください。

A.  必要な機能や性能を持つホースや継手を選ぶこと
B.  ホースの交換がしやすいよう安いホース・継手を選ぶこと
C.  使用製品は多機能なホース・継手に統一して選ぶこと

正解は A.  必要な機能や性能を持つホースや継手を選ぶこと です。

使用流体、使用圧力、使用温度以外に、静電気防止や結露防止、耐着色、耐着香など、必要とされる機能や性能は様々です。その必要な機能、性能に合わせた専用のホースや継手を選択することでコストの改善が期待できます。

最適なホースを選定してコストダウン!

使用流体、使用温度、使用圧力を確認し、それに適合するホースを選定することは、ホースを長時間使用でき、トラブルを防止し、結果コストダウンに繋がります。また、ホースの仕様(性能)は使用範囲限界付近ではなく、ある程度余裕のあるものを選んだ方が、ホースが長持ちし、現場の安全性も向上します。

メーカーが提供する仕様書、取扱説明書を良く確認して、目的、用途、使用条件にあったホースを選定してください。

弊社ではお客様のご使用条件に合った最適なホースのご提案やご検討の方に無料でお試しホースサンプルのご提供を行っております。

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以上、コストダウンにつながる、ホース選定、使用のポイントを解説してきました。

その他お問い合わせ、ご相談はトヨックスお客様相談室までお願いいたします。

フリーダイヤル:0120-52-3132

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